2014年2月8日土曜日

【感想】艦隊これくしょん ‐艦これ‐ 一航戦、出ます!

若干ネタバレ有り

夏イベント海域攻略を目指す鎮守府の死闘

艦これプレイヤーも経験した地獄の宴、夏イベントの南方海域攻略を主軸にしたストーリーです。ゲームでイベントはお祭りみたいなものですが本ではかなりシリアス。
内容は海域攻略をメインとしてるため戦闘描写やそれに準ずる話が多く、演習・開発・遠征・出撃と一通りこなしていきます。ここら辺はプレイヤーだと馴染みが深く実際のゲームプレイを小説化したらこんな感じなのかなと。

登場する艦娘がともかく多く、これでもかという程ちょいちょい出てきます。名前を見たらパッとイメージが湧く人じゃないと訳分からなくなるんじゃないかなぁ。明らかに無駄に出し過ぎだろうと言った具合なんですが、自分の母港を見るに本当にこんな感じになるんだろうなという気もします。
戦闘シーン等があって特に目立っていたと思うのは「赤城」「加賀」「天龍」「龍田」「長門」「陸奥」「島風」辺り。扶桑姉さまも良かったです。

あとオリジナルキャラとして男提督が出てきます。かなり喋りますし物語の前面に出てきます。というか前半はともかく後半は完全に主人公です。至って真面目な青年で別に嫌悪を抱くようなキャラじゃありませんが、ここら辺はかなり好みが分かれるかも。
とりあえず一航戦が主役の話だと思って読むと肩透かしを食らうと思います。
多分作品内で一番活躍した艦娘は天龍。天龍カッコイイ。


感想

一航戦凄い! 強い! って話だと思ったらそんな事はありませんでした。

先ず前述の通りイベント海域攻略を話のメインにしているために、鎮守府の人間関係やら戦力やらがかなり構築された後の状態から話がスタートしています。そのため他所様の鎮守府を眺めているというか漫画の10巻辺りから読み始めた感じというか、中々物語の中に入れませんでした。

序盤に演習や開発を絡めた世界観の説明や「一航戦出ます鎮守府」の状況説明が多いのもテンポを悪くしている感じです。現役プレイヤーだと既にある程度艦これワールドができているので、その分退屈や違和感を覚えやすいのは仕方ない部分もあるとは思うんですが、正直読むのがちょっと辛かったですね。艦娘の組み合わせも「赤城加賀」に始まり(まぁこれはタイトルだから当然なんですが)、遠征組が「天龍龍田+第六駆逐隊」だったりと鉄板続きで新鮮味が薄かったのも残念。

これは期待外れだったかなと内心思いながら読んでいたんですが、物語が中盤に差し掛かり本格的に南方海域攻略に乗り出すと面白くなってきます。資源不足や敵の強さに喘ぎながらも海域へと挑む様は、自分がイベントでさんざん苦労したのと重なって熱かったですね。
出番は少ないですが妙高四姉妹の戦闘シーンや、島風が夕立を「ぽいぽいちゃん」と呼んでるシーンなどもあり、楽しめました。後半は明らかに「一航戦、出ます」ではなく「提督率いる鎮守府vs深海棲艦」です。燃えます。

と、まぁそんな感じで看板に偽りありですよと言いたいところなんですが、後半の方が面白かったのでなんとも言えません。良いところも悪いところも多かったかなというのが個人的な感想。海域攻略がメインで艦娘達を掘り下げた話ではありませんが、主人公してる提督やカッコイイ天龍が見たい人は良いと思います。あと短いですが島風の話と単艦戦闘シーンがとてもとても良かったです。なので私は満足です。





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